おサケノート、始めます。

フォリー・ベルジェールのバー by エドワール・マネ 1882 Édouard Manet 1882 雑感

40代の前半まで、お酒は呑めるがほとんど飲みに行かず、個人的に呑みにいくのは四半期に一回あるかないか、会社の呑み会も年に1回出るかどうか、という人生を過ごしてきました。

しかし、ある日チャクラが開きまして、月に2,3回まで呑みに行く様になりました。

日本酒、ワイン、ウイスキー、ラムが主なフィールドで(十分広い)、まあ要は何でも呑むのですが、いつも何を呑んだか、どうだったのかをすぐに忘れてしまいます。夜ベッドに入り電源を落とすと翌朝オールリセットされてしまうという揮発性メモリしかない我が脳を恨めしく思いつつ、なんだかとってももったいないと常々思っていました。

人生も後半戦に入り、恐らく今後も多少はお酒を呑むでしょう。そこでの素晴らしいお酒達、バーテンダー、店主さんとの出会いを個人的なメモとして残し、老化著しい我がシナプスに鞭打って記憶に刻み、お酒の勉強するためにこのサイトを立ち上げました(個人的には今後酒量はまた減らしていくつもりです)。

何しろ極めて個人的なメモなので、正直あまり面白くはないと思います。お酒のジャンルも見ての通り広いです。日本酒やワイン、ウイスキーの各ジャンルには星の数ほどのガチマニアが存在しており、その人達と比較すると僕などヒヨッコどころか受精卵ですらないという未熟さです。間違った記載があれば、万が一気が向いたらつっこんでやってください。記事をアップする日付は呑んだ日付にしています。

ちなみにこの記事のアイキャッチの絵は エドアール・マネ、晩年のマスターピース、「フォリー・ベルージュのバー」。僕の大好きな一枚です。舞台となっているフォリー・ベルジェール劇場は実在しており、今も営業しています。実はこの絵はよく見ると不自然な点がいくつもあり、意図的に遠近法を矛盾した形で描かれています。結果的に中央のウエイトレスの表情に視点が集まるようにというマネの意図なのでしょう。物憂げなウエイトレス。人生のエッセンスがそこにあります。2019年に東京で特別展があり、数回見に行きましたが、まさにマスターピースの名にふさわしい一枚でした。

おっと、話しが長くなりました。どうぞ宜しくお願いします。

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